BEST DISC 2014 [20~1]

 
 
 20. iDOL Street ストリート生コレクション2013~2014 / iDOL Street ストリート生
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アイスト枠で入れるならこれしかないでしょう。4枚組として無理やりランクインさせてみました。騒がしい現場とは一線を画するピュアでストレートな楽曲が満載。スト生楽曲のひとつの定義でもある、《オタクひとりひとりの物語にオーバーラップする号泣トラック》が今作も健在。NAGOYA Chubuが歌う「恋のキャットファイト!~ご主人様争奪戦~」は、ある意味での到達点、アイストの前衛的な一面も覘ける意欲作。
 
 
 
 
19. Best. Absolute. Perfect / B.A.P
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とにかくZELOくんの1秒あたり16音節の”LTEラップ”が好きすぎる。HIP HOPを軸にした骨太で硬派なアプローチを武器にギャングスタラップやメロウな楽曲にも挑戦していて、「1004 [ANGEL]」ではハウスビートにフォーキーなテイストとロックの要素を絶妙に融合させB.A.Pの音楽的力量と無限の可能性を見いだすことができる。それでも歌詞は例のように恋愛を綴っているのだけど、GOT7とは違い、ブラックミュージックへのリスペクトに溢れておりそこのバランスが絶妙。少年から青年へと変わりゆくZELOくん(18)に今後注目していきたい.。
 
 
 
 
18. 25 / 花澤香菜
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渋谷系の甘いメロディーラインと偶像崇拝される可愛くて甘い歌声の組み合わせが素晴らしくないはずがない。北川勝利、沖井礼二、宮川弾といった豪華すぎる作家陣はポップスを歌わせるにとどまらずラップやラテンジャズ、シューゲイザーも歌わせているのが最高。前作とは違い、色鮮やかなトラックに花澤さん自身が歩み寄って作り上げられていて、坂本真綾以上の片鱗が見え隠れする。そして、なにより、彼女のルックスと声はめちゃくちゃタイプだ。
 
 
 
17. Pale Communion / Opeth
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2014年のOpethは70年代ロックに傾倒したような前作からの流れで、今作も古き良きプログレッシブロックの感触に包まれている。アナログ的なドラムサウンドに鳴り響くオルガン、ミステリアスなピアノややわらかなフルートの音色に、バックにうっすらと響くメロトロンは実に美しい。ミカエル・オーカーフェルドのジェントルな歌声もいよいよ含みを増して、繊細な楽曲をマイルドに彩っている。デスメタル的な激しさはほとんどないけど、緩急のついた展開と、テクニックのアンサンブルは、プログレメタル系のリスナーにも充分楽しめるはず。
 
 
 
 
16. I'm Your Boy / SHINee
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 今年のSMエンターテインメントの顔EXO、世界最新型の音楽をしたSuper Junior、王国の王者としていまだ圧倒的支持率を誇るTVXQ、そんな多種多様なSM勢の中でも一番日本人好みなのがSHINeeだろう。日本デビューしたK-Popスターで唯一のジャニーズにみられるクールとキュートの使い分けができるのが彼らであり最大の魅力。最も日本向けのコンテンツなのだ。"おもちゃ箱をひっくり返したようなポップでカラフルな楽曲"、この形容されまくったコピーが、もしかしたら本作が世界で一番似合うんじゃないかと思うくらいの煌めきが内在され、ラップやバラード、ロックなナンバーと聴き応え抜群な内容となっている。全編日本語で歌われているのだけれど、ガンギマってる韓国語ver.と違い、日本語はとにかく可愛い。稚拙なライミングは母性を擽るのか。メンバーのTeminは今年ソロでもリリースしそちらは遺憾なくラップを披露している。いわゆる、ギャップ萌えで完全に心奪われた次第だ。そんな格好可愛いK-PopスターによるJ-Popは最高に楽しい。
 
 
 
 
15. Lil' Boukou in Your Cup / Boukou Groove
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ピーター・バラカンのラジオをなんとなく聞き流していたとき、彼らの曲が流れた瞬間、久々に電流が体中に走ったのを覚えています。ジョン・クリアリーのバンドで初来日したギタリスト、ダーウィン “Big D” パーキンズとフロリダのキーボーディスト、ドニー・サンダルが2010年に結成したユニット。品が良く洗礼されたニューオーリンズのファンクで気持ちのよいグルーヴを堪能できる、素晴らしいアルバムです。
 
 
 
 
14. Art Official Age / Prince
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 ワーナー復帰作だというのに、この素っ気なさ。でもプリンスも今更ながら、手垢のついた世評からの解放を求めているかのよう。この新譜は久々と言っていいかどうかわかりませんが、「あの頃」のプリンスを感じさせてくれました。プリンスといえばやっぱり「Lovesexy」までかなぁなんてことを多少思っていたのですが撤回します。聴けば聴くほど好きになっていきました。今後何度も聴き返すことの出来るアルバムだと思います。やっぱり、泣けるんですよね、なぜか…。しばらくはいつものプリンスのアルバムと同様、泣きそうになりながらこのアルバムを聴くしかありません。CDをかけるといつもそばにプリンスがいて私に歌ってくれることで私は何度も慰められ、励まされ、癒され、救われました。音楽を聴く喜びをプリンスは教えてくれます。プリンスはやっぱり今でもプリンスだ!プリンス好き好き好き好き好き好き好き!
 
 
 
 
13. Indie Cindy / Pixies
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「Doolittle」が放つ高揚感や狂気さは、生涯これ以上の作品に出会うことは決してない。言ってしまえば、あの頃のPixiesのレベルには、到底及ばない。バンドのリズムの中核を担っていたキムが脱退し物足りなさもある。これはもう仕方ないのかもしれないのだけれど、やはり彼ら特別な存在。ソロ活動を経て良メロ感を増したメロディに、しっかりダイナミックさのあるバンドサウンドで一曲一曲が耳に残る。オルタナ系ロックバンドのお手本といっていい作品だと思いました。Pixiesの醍醐味である、激情を迸らせながら追求する轟音、歪み、軋みとポップの融合も色濃く残っている。過去のヴェールを脱ぎつつも、飾りない今のモードを素直に表現していました、mbvの22年を超える、23年ぶりのナイスカムバック。
 
 
 
 
12. High Life / Eno & Hyde
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イーノ&ハイド名義の2作目。前作は英国的な叙情的サウンドのポップス寄りのサウンドであったが、今回は、イーノがかつて関わったトーキングヘッズのリメインライトやデビッドバーンと組んでやったブッシュオブゴースツ路線のファンキーなカッティングギターとアフロリズムが主体。今年WARPがリリースしたどの作品よりもミニマルでダンスミュージックしていると思ったのが正直なところ。決してアンダーワールドのようなコンテンポラリーなクラブミュージックな訳ではないのだけれど、実験を重ね構築したサウンドは緻密でいて、かつシンプル、必要最低限の音で、鮮やかで奥行きのある空間を生みだしている。エクスペリメンタル・サウンドでありつつ機能美という言葉もハマるような感覚。これでいて準備に約2週間、録りに5日間というスピードで作ったって言うんだから、ダレン・エマーソンもびっくりだわ。
 
 
 
 
11. Black Messiah / D'angelo and The Vanguard
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ディアンジェロの新譜に纏わる都市伝説、今日もいつものように世界中のブラックミュージックファンが噂話のタネしていたある日、突如としてアナウンスされた『Black Messiah』のリリース。ついに都市伝説が本当の伝説になる時がきたのだ。14年の沈黙を破り、メディアが口を揃えて言う、”ファーガソンでの黒人青年射殺事件を機とする社会不安がアメリカ全土を包んだこの2014年、最高のタイミングでの帰還。” まさしく全米の黒い救世主となった訳だ。細く繊細なファルセットと、極限まで無駄をそぎ落とされたシンプルかつドープなサウンド、そしてQuestloveとPino Palladinoらお馴染みのリズム隊による即興的で濃厚なグルーヴはいまだ健在。P Funkであったりジャジーにキメてくるトラックもあり、全体的に響き渡る漆黒のベースは脳幹を刺激する。また10年あまりかけてこの中毒と付き合っていくのかと考えるとそれはそれでいいかと思えるほどに今作もVoodoo同様、禁欲主義的な自慰促進盤となった。
 
 
 
 
 
10. Grenier meets Archie Pelago / Grenier meets Archie Pelago
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 ストリングス+ サックス+PCという編成からなるニューヨークのトリオ、もともと様々なジャンルのビートを取り入れた作風のArchie Pelago、幅広いジャンルのエレクトロニック・ミュージックを制作してきたGrenierとの美しき邂逅です。両者の音楽に対する開けた姿勢が合致し制作されたアルバムはエレクトロニカフューチャー・ジャズ~テクノ~ベース~アバンギャルドサイケデリック~ニュー・エイジと、どのジャンルにも当てはまる先進的かつ先鋭的なエクスペリメンタル作品に仕上がってます。Four tetやNicolas Jaarに代表される新世代のエレクトロニック・ミュージックのそのさらに先を行く才能にただただ脱帽。心落ち着かせるアンビエントな楽曲から、液体のような滑らかに流れるグルーヴの曲、うなるベースラインが体を揺らす曲などアルバムトータルの完成度がずば抜けたマスターピース
 
 
 
 
 
9. The Season / FEBB
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東京のインディ・レーベル〈WD Sounds〉と〈Pヴァイン〉のダブル・ネームでリリースされたこの作品は2014年の日本語ラップ最重要作の1枚となった。 febbのラップの特徴は、その言葉のぶつ切り、そのリリックの断片が感じかたによっては、いかようにも鈍い光を放つような印象を与える。彼のラップは不思議で、地味ではあれど、聴けば聴くほどに味わい深い。 彼のラップに対するアティチュードは硬く、踏まれても割れない何年もそこにあった岩の様だ。どこかニューヨークのヒップホップ黄金時代を築き上げた往年のリリシスト達に通じるものがあるんだよな。サイケデリックで、ソウルフルで、ジャジーで、ファンキーな、素晴らしいハードコア・ヒップホップであることに間違いない。
 
 
 
 
 
8. World Peace Is None Of Your Business / Morrissey
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道を開けろ、偉大なるモリッシー様のご帰還だ。いわゆる、モリッシーらしいギタポな曲は見当たらず、へヴィで派手なアレンジが目立つ。それでもモリッシーたらしめる何かを感じ涙した。何年か前にキャメロン首相が学生時代にスミスのファンだったことを公言したらば、モリッシージョニー・マーが怒り狂ったというニュースがあった。モリッシーのファンを認めない理由が、「キャメロンがキツネ狩りを解禁したのが許せない」だったので思わず笑ってしまった。彼は政治思想の人ではない。純粋に感情の人だ。「肉食をする人間は俺の音楽を聴くな」とか真剣に言いそう。そして、今回のタイトル「世界平和など貴様の知ったことじゃない」である。モリッシー大好きかよ!「死ぬ運命なら、死ぬだけ」とかそんな寂しいこと言わないでまだまだ変なダンスしてくださいな、来年あたりにでもセクゾンに会いに来日してね!
 
 
 
 
7. ナマで踊ろう / 坂本慎太郎
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 もうこの人のやる音楽ってズルいです。前作「幻とのつきあい方」で改めて坂本氏の才能を実感したのは言うまでもなく、そして本作でもその才能は遺憾なく発揮されている。前作に比べると全体的にどんよりとした空気感が漂うものの、不思議と耳を傾けていても暗い気分にならずに済むのは坂本マジックという、ある種の魔法のようなものだろうか。アルバムコンセプト自体は『人類滅亡後に流れている常磐ハワイアンセンターのハコバンの音楽』という独創的なもので、リアリティが簡単には感じられないものに対してリアリティを吹き込んでいる。ミドル~スロウの楽曲が中心となり作品を覆う中で気づいたのは、人類滅亡という重い題材の中で生きている、言い得て妙なリゾート感。これは軽快なギターフレーズしかり、小気味の良いアフロなリズムが象徴。全体通して聴いて思ったことはと言えば、坂本氏は例えどんな音楽を作ろうと坂本氏であるということ。音楽を通してバックボーンがしっかりと根を張って揺らぎ無い点。歌声しかり、フレーズ選び、サウンドプロダクション全てが、坂本慎太郎ということに気づかされる。それほど特徴的であり、唯一無二の孤高の存在なのだ。
 

6. Awake / Tycho

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 まずジャケットが格好良いいですよね。メンバーのScottはISO50という名義でデザイナーとしても活動し、その秀逸なセンスは音楽ファンに留まらず支持されているらしい。そして今作のアート・ワークは彼自身によって手掛けられているそう。本作はシンセ、ギター、プログラミングのScott Hansenを中心に、ベースとドラムを加えてトリオ編成での録音。全体的に曲がバンドサウンドが強くて、でもTycho本来のレトロなテクノメロディーは損なわれていませんでした。もちろんこれまでの延長線上の、レトロ・テイストのリヴァービーで浮遊感に満ちたサウンドであるが、生演奏の度合いが高まったため、ポストロック的なテイストも感じさせる。どうも私は生音と電子音が合わさるとジャンキーになるようだ。アンビエント的なアトモスフィアを纏いながらもドライヴィンな高揚感を持つサウンドを構築していく。ドリーミーな質感はそのままにオーガニックな彩りを増しており、見事バンドサウンドとの共存に成功したといえる。エレクトロニカアンビエント、ドリームポップ、ポストロックと幅広いクラスタに受け入れられることは間違いないでしょう。来年早々の公演はド平日だけど余裕の有給で最前でトリップしてきます。

 
 
 
5. STARTING OVER / Dorothy Little Happy
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 今回のドロシーはストーリー仕立てでまるでひとつの映画を観ているような素敵な作品となった。メンバー1人1人の個性が活かされ、思春期の揺れ動く少女の心の描写を挟みながら、瑞々しく真っ直ぐな彼女達の今が刻み込まれているように思う。奇を衒うことなく、アイドルの良心が詰まったと表現したくなる曲が揃っており、大いに興味を引くのだ。アッパーなものから四つ打ちナンバー、バラードまで彩り豊かな曲調で支えられ、特定のメンバーにスポットも当てながら大きな果実を実らせたJ-POP/アイドル・ポップスが鮮やかに耳を奪う。曲順もメンバーの考案で構成されており、これが恐ろしいくらいにひとつの物語として成立している。『Life goes on』がドロシーが主役のドキュメント作品だったとすれば、『STARTING OVER』はドロシーが織り成すノベライズ作品なのではないだろうか。音楽面では、COZZi氏が軽快に踊らせ、全体の骨格を磯貝サイモン氏が担い、アクセントとしての坂元サトル氏によって構成され、絶妙なバランスで配置さていて、アクセントとしてのサトルさん曲が良い意味でアクが強く様々な解釈を誘うスパイスとして『STARTING OVER』を盛り上げている。ポップス、ロック、バラード…幅広い楽曲は、曲名からも読み取れるように、とにかく色彩豊かだ。曲順がもたらすストーリー性は、それこそ”早く次のページをめくってよ”と言いたくなる。新しいトラックが始まる度に見えてくる表情に涙し心踊らせるアイドルポップス至極の名盤。
 
 
 
 
 
4. 時が奏でる / 蓮沼執太フィル
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 醸し出し、解き放つ音像。フィルハーモニーという編成でありながら重すぎない。そんな感触が心地よい、蓮沼執太がコンダクトする現代版フィル・ハーモニック・ポップ・オーケストラのファースト・フルアルバム。メンバーは、ドラム&映像の特殊編成トリオ「d.v.d」のitokenとJimanica、一定に留まらないジャンル展開を見せるSSW木下美紗都、音楽批評誌「EsPresso」の編集・批評活動に始まり、サックス・エレクトロニクス奏者として名を残す大谷能生、音楽作品のみならずイベント・舞台作品での表現も盛んなラッパー環ROYなどなど、実に多種多様な分野から集まっている。この点はLee PerryJ DILLA、さらにはスティーヴ・アルビニSHELLACから細野晴臣に至るまで、広がりのある影響を公言する蓮沼ならではの人選ですね。ここまで幅広いと演奏や楽曲コンセプトが複雑化し、即興的な試みをイメージするかもしれない。だがその心配は、一曲目を聴き終えるころには杞憂となる。楽曲全体の進行は非常に練り込まれながらも、抑揚は明瞭。オーケストラルな構築が前面にくるかと思えば、つま弾かれるギターや軽快なラップ・リリックが要所要所で織り込まれていく。数多くの楽器を的確に組み合わせ、繋ぎ合わせる。その合成感覚が見事に研ぎ澄まされている。大編成での演奏は、荘厳な印象でなく多彩な色合いを見せる手段としても成り立つ。それはこの楽団が今回の音源によって、最も端的な形で表したといえるだろう。暖かい男女ヴォーカルと、それと対照的な環ROYのクセになるラップが混ざり込む。もしジャジーポップなどが好きならば恐らく気に入ると思いますが、実にポップスとして完成度の高い作品に仕上がっています。
 
 
 
3. Atlas / Real Estate
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とろけるような音の質感に、まどろみ重なり合うツインギターの旨み、一歩引きつつ曲全体を締めるリズム隊。さっぱりな口どけながら洗練されたクリーンなサウンドを掲げて録音されたそのサウンドは、Wilcoの「Yankee Hotel Foxtrot」が一つの指標になったようだ。成る程、最高なはず。とにかく今作の第一の魅力はこの霧がかった、それでいて陰鬱でない、朝もやのような音像。5人体制に変更されているが、サウンド的には大きな変更は無く、ラブリーでドリーミー、そしてナチュラルなポップロック。囁くようなジェントルなボーカルに、浮遊感あるバンドアンサンブル、美しく多彩なギターアルペジオの音色が重なり合う繊細でいて自然体。また、前作よりもギター、ベースのメロディが自由かつ繊細で楽しいのがポイント。それら弦楽器のメロディと、歌メロがゆらゆらと離れたり、重なったりして、そういったバンドのセンスが更なる聞き心地の良さに繋がっているよう。地味な変化ながら前作よりも一層音が美しく描かれている。懐かしくも有り、どこかモダンでクール。確固たるメッセージ性も特にない。だが一曲目の飽きさせない展開といい、少しけだるいボーカルといい、これでもかと自分のストライクを突かれてしまいました。バンドサウンドとベッドルームミュージックの心地よさを同時に体感できる1枚。
 
 
 
 
 
 
2. Minutes of Sleep / Francis Harris
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 本作は張り詰めたアンビエント・ノイズでスタートする。"Hems"、そして"Dangerdream"は共に、Greg PaulusによるトランペットとEmile Abramyanによる悲しげなチェロが奏でられる陶酔してしまいそうなドローン作品だ。そしてここから"Radiofreeze"を通じて、よりリズミカルな形へと展開していく。Harrisは自身の悲しみを崇高なものへと高めようとしており、用られているサウンドの中で1番シンプルななものでさえ幾重にも重ねあわされ、簡単に理解できるようなものではなくなっている。従来のハウスらしいハウス・トラックは、本作において大理石で出来た繊細な柱のように機能しており、キック・ドラムが力なく打ち付けされる"Me To Drift"や"What She Had"の他に、キックが宙を舞っているかのような"You Can Always Leave"これが最高に気持ちいい。
彼はこの3年間で両親を失った。悲嘆に暮れる複雑な心境を描いた今作で、彼は本当に成熟したと言えよう。安易に感傷的になったりドラマっぽくなることはなく生々しいエモーショナルな重みをダンスミュージックに注入したこの鮮烈なアルバムにとって、エンディングにかけてのトラックは困惑するものかもしれない。『Minutes Of Sleep』が表現しようとした感情は非常に複雑に入り組んだ悲劇的なものであるとともに希望になっていくと信じたい。
 
 
1. Familiars / The Antlers
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USはNYマンハッタン出身、現在はブルックリンで活動するインディ,スロウコア,ドリームポップバンドの5th。前作「Burst Apart」では同じくブルックリン勢のGrizzly BearやUKのWild Beastsなどの動物系インディバンド同様ドリーミングなインディポップスを展開、ピッチフォーク含む各メディアで概ね好評を得ていた彼らですが、Beach Houseの名盤「Teen Dream」「Bloom」やYYYs,TV on the Radioなどを手掛けたChris Coadyをプロデューサー,エンジニアに迎えたこの新作「Familiars」において新たな境地を切り開いている。それはTrue Widowの最新作ほどダークではないもののスロウコアの要素を取り入れた結果、ドリーミングな感覚はそのままに過去作以上にゆったりとトリップ出来ちゃうような心地よい作風へと変化。
ゆったりとしたホーンの音色にPeter Silbermanの時に切なく感情的なファルセットヴォーカルが合わさり、ぼんやりと夜空を眺めているようなドリーミング極まりないリードトラックにして名曲クラスの1. Palaceからして前作以上にスロウな感覚を強めていることが分かる。続く2. Doppelgängerでは更に繊細なサウンドを奏で、ジャジ―なサックスを溶け込ませてしみじみとした気分にさせてくれる。温かみのある動物系インディフォーク路線の3. Hotel、穏やかなジャズインディからポストロック的な流れでもって鮮やかに音の強さが増していく5. Director、チェンバーロックな音の温かみに優雅なジャズ演奏がエレガンスに絡んでいく6. Revisited、Grizzly Bearあたりを彷彿とさせるインディフォーク路線な7. Parade、ラストの9. Refugeも優等生らしくジャズ絡みの穏やかなナンバーで終始黄昏るような繊細なインディフォークでとても癒された作品でした。



 

BEST DISC 2014 [50~21]

50. Crush / 2NE1

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49. Ⅲ / 三輪二郎
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48. Say Yes to Love / Perfect Pussy
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47. 戒厳令Rinbjö
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46. Calendula / a crowd of rebellion
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45. おはなフェスタ / 秘密のミーニーズ
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44. Stages / Sam Ock
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43. GUSTO / Especia
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42. pom pom / Ariel Pink
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41. Temari / Colorama
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40. My Krazy Life / YG
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39. Falset / 山本精一
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38. X / Ed Sheeren
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37. Otherness / Kindness
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36. THE PIRE / くるり
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35. Early Riser / Taylor Mcferrin
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34. You're Dead! / Flying Lotus
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33. Once More Round the Sun / Mastodon
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32. ALL is VANITY / Passcode
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31. Our Love / Caribou
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30. Hurt / Sylup 16g
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28. Xen / Arca
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27. Thought of You / Otis Brown Ⅲ
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26. 7集-Mamacita / Super Junior
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25. Deep Fantasy / White Lung
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24. Kin / Pat Metheny
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23. MONOCHROME / KOHH
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22. Commune / Goat
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21. Ultraviolence / Lana Del Ray
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磨かれていきながら宝石となれ

 

GEM 2ndシングルから9/13初ワンマンまでの熱い日々を振り返ってみようかと。

いまの実直な気持ちを熱量迸るままに書き殴ってみる。

 

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3/15秋葉原カルチャーズ劇場にて『GIRL’S NATURAL LIVE 2014 SPRING』

初めて聴くDo You Believe?そのイントロに、最高の夏のイメージが脳裏に廻る。

 

GEM2ndシングル「Do You Believe?」はその5日前の名古屋の初披露で既に聴いていたオタクが言い放った、「M.I.A × Calvin Harrisみたいな曲」という言葉の意味をすぐに把握することができた。コール等一切の口出しを封じられたトライバルなビート、前作の白GEM仕様から一転踊ることだけを目的とした黒GEMそのものだったのだ。

勿論現場の雰囲気は戸惑いだったに違いない。どこに楽しさを見出せばいいのかと大半が思ったことだろう。しかし、この曲こそがGEMの在るべき姿であったし原点でもあったんだよ。と訳のわからないことを考えながら音に身を任せた。

 

 

 

翌日に行われたGEM Live Mixture2014 ~Black or White~では早くも効力が発揮される。

噂をききつけた仲間たちがカルチャーズ下手後方に集結し、その一角だけDYB?でガン踊る光景。思い描いていたイビザな景色がもう翌日にはありつけるなんて・・・

2014年の夏を彼女たちの為に捧げる覚悟を決めた瞬間だった。

 

 

本公演では、マイケルジャクソンの「Black or White」がSEで使われた(これはわかる)、しかし問題は、どこの層に需要があるのかわかわらないジャクソン5「I want You Back」のカバーが披露されたということ(これは全然わからない)。かく言う少なくともクラシックを愛する我々にとっては需要があったのではないかと。

 

 

全国に展開するゲームセンター"ゲームパニック"の全国各店で開催された、

”アイドルレボリューション with GEM”本企画はメンバーとのUFOキャッチャー、ボーリングなどの濃厚な接触がメインで展開され、私もその恩恵に預かり金澤さんと優雅なひと時を過ごした。そんなオタク達のアイドルとの脳内物語とは別に、現場ではDYB?が新たなフェーズに達する。

 

ちょうどこの時期に知り合ったピンチケのクリエイティビティに脱帽、

MIXやクラップではなく自らも歌うという離れ業、一緒にシンガロングすることでDYB?の本来の楽しい部分でもあった、”みんなで歌って踊る”本質を炙り出していた気がした。彼らとの刺激的な出会いでオタクとしてのアイデンティティに自問自答する日々を過ごし、接触魔に成り下がるまでにはそう時間はかからなかった・・・

 

 

リリースイベントが始まるとやはり我々オタクは、積んだCDの数に自尊心を抱いてしまうのが性である。ライブで気持ちよくなるよりも、握手会で好きな娘の手に触れその温もりを感じながらのお喋りに欲望の矛先が向いていた。

いかにメンバーと仲良くなれるか、そして愛されぬかれるか・・・

その抑えきれない愛情が「好き好き握手」なるモンスターを野に放ってしまうことになってしまった。”好きって言葉は最高さ"秋元大先生の生み出した言霊をひしひしと感じ、受け止め、拡大解釈が進行する。もうこうなると暴走に歯止めはきかなくなり、現在進行形でこの非生産的な接触が日常と化し、今まで積み上げてきた楽曲派面で握手してきた実績が水泡に帰したのは言うまでもない。

 

 

この夏を告げる祭囃子の音が聞こえ始めた6/21アイドルストリートカーニバル。

いつもの面々と3列目という好位置で祭りを楽しんだ。目の前で揺れるポニーと白い肌、今にも降りかかってきそうな迸る汗、信じられないくらい叫んで踊ったものだ。熱狂の渦に陥ったアイスト内シャッフルユニットによる「恋してYes」、これに味を占めた樋口Pがこの曲を暴力として振りかざした結果、各会場で恋してYesドランカーが続出したのも記憶に新しい。

久しぶりのアイスト全員集合のイベントでGEMは異彩を放ちまくりで、同じレーベル内のグループと比べてしまうのは少しアレだけれども、トータルで実力が抜きん出ていた。特にダンスチーム筆頭にさららん達がかなりキマってきてたのもこの頃から、一種の煽動行為のように挑発するが如く捲し立てるダンスのオカズの連打、ヒップホップ上がりのメンバーがフロアの中央で踊り狂わさられるとやはり迫力がすごい。GEMはアイストのヒップホップなのでは?(真顔)

 

 

アイドル横丁夏祭り、SEKIGAHARA IDOL WARS、CBCラジオ祭り、大規模イベントでその実力をまざまざと見せつけることになった7月。野外でのDYB?が解禁され彼女たちの季節が到来すると共に、GEMに対する再評価の声もあがってき始めていた。

 

7/19GEM Live Mixture2014 ~Black or White~大阪公演、ついにGEMで遠征ですよ。

なっちー、じゅりん、らなちん、さららんの凱旋公演でもあり、ちゃんまんの生誕と充実した内容で大阪まで来た甲斐がありましたね。色々ありましたが、DYB?のc/w「Like A Heartbeat」を初披露っていうのが今回の遠征の目的だったかな。2014年度アイドルベストトラックの呼び声も高まってるこの曲をいち早く生で聴きたかった。GEMボーカルチームによる掛け合いやフェイクが美しく、とても初披露とはおもえないレベルの仕上がりっぷりで、今後のGEMにとって重要な曲になることを予感させた。


 

 

8/3 TOKYO IDOL FESTIVAL2014

照りつける灼熱の太陽、欲望にまみれた社会不適合者達、そんな地獄みたいな環境に身を投じてまでも手に入れたい想い出がここにはある。

GEMの1ステージ目であるメインのHOTSTAGE、夏の新曲「Star Shine Story」が初披露された。ファンタジーとクラシックな世界観を表現したミドルバラード。文字通り眩しすぎるポジティブな歌詞で光輝く未来を歌っている。聞き入ってしまうというより今回は見惚れてしまったというのが初めの印象で、性格無比なフォーメーションダンスに思わず息を呑みこんだ。


 

いつもの面々で優先エリア後方に陣取ったスマイルガーデンのステージ、忘れることができない過去最高に沸いた20分間。この身体がどうなってもいい、とにかく今この瞬間を楽しもう…そんな人生で一回は言い放ちたい台詞を皆が共有した時間だったんだ。諸事情でカメラには絶対に映り込んではいけなかった自分も派手にヤラかしているこの動画をみてくれ。


 

a-nation island代々木第二体育館『IDOL NATION NEXT』

avex所属のガールズグループを中心にブッキングされたイベントにも我らがGEMも参加するということで、TIFの団体芸で味を占めた我々が他のオタクと圧倒的な差をつける!と意味不明な意気込みを胸に会場入り。

 

夏の新曲2曲目「Can't Stop Loving」イントロ16小節にきれいに3連MIXが収まり、打ってくれと言わんばかりのジャージャー曲の白GEM。あのまほちでさえ、一緒に声出して汗かきましょう!と毎回煽りを入れてくるほど。止まらない愛の想いを歌っている詩が爽快で、いままでのGEMにはなかった季節感のある夏曲にしあがっているのではないかと。出だしのダンスを振りコピがかなり楽しくてみんなで回って踊ってどんどん汗かいていきたいですね。


 

8月の彼女たちのスケジュールはハードを極め17つのもイベントをこなした。

レーベルメイト達とのライブと同じ数の対バンも敢行。GEMとのファーストコンタクトを経験した人も多いはずだ。それが見た人のベストコンタクトになっていたのインターネットを通して垣間見ることができたし、所謂”アイスト現場”への偏見を度外視して足を運んでくれるファンが増えた気がしていた。かつての騒がしくて楽しいアイストとは違う、見ごたえのあるパフォーマンスの側面に喜びを見出したファンが集まってきていることが日に日に実感できた月でもあった。でも私はやっぱり馬鹿みたいに騒ぐアイストが好きだし、いつだってバカやりたいのがアイストだったりする。

 

 

『GEM Live Mixture2014 初ワンマン!! ~夢に輝け!Go for it★~』

SPC会員でありながら先行はおろか、一般も忘却の彼方で夏を満喫していた我々は、3日前だというのにチケットを確保できないでいたが、なんとか当日券に縋り付くつくことができた。

そんな意識の低いピンチケ達も実はこの9/13が久々の再会というのもあって開演前からすでに目が血走っていた。大量のアルコールを流し込み頬も赤らめた状態で入った新宿BLAZE。

このくらいのキャパじゃ彼女たちには狭すぎる。入場してすぐ気づかされたそのすし詰めの空間に絶望したと同時に終演後に訪れる多幸感を約束された気もした。

 

 

無伴奏チェロ組曲第1番プレリュード(バッハ)のSEから「Speed Up」のイントロに繋がったこれまでにないエレガンスな演出、メンバーもシックな黒無垢で登場すると黒GEMな1部がスタート。途中のダンスナンバーなんかはメンバーがセルフプロデュース(さららん、かこちん)で、もうむちゃくちゃ格好良かった。そこから繋がった黒の新曲「DANC´IN DANC´IN DANCE‼︎」はツインボーカルスタイルで、かこちん、らなちん、さららん、ちさるんっていうダンスと歌唱の2強が揃い踏みのユニットによる70年代ディスコ。いますぐBLAZEにミラーボールを用意してくれ!と叫んだし、このユニットのキマり具合ははっきり言って常軌を逸していた。

2部は予想通り白GEMで、衣装も真っ白な新衣装でした。We're GEM→BFF最初の2曲で早くも1部以上のエネルギーを消費する。2部はとにかく騒いで楽しもうというピンチケ達の共通意識の下、思考を停止させ猟奇的なテンションで全15曲を乗り切った。本編のあと、アンコールでメンバーたちは1人ずつ今日の初ワンマンへの想い、そして初のワンマンライブを終えての想いを語り始める。

 

皆が口々に不安だったワンマンまでの日々を安堵の表情で話していくなか、ここでも感受性のピークを迎えたまほちが号泣。彼女の涙は何度みても人を笑顔にさせてくれる。「誰もが認める絶対的なセンターになりたい!」と宣言したまあやちゃんはこの夏で精神的に成長したことを証明させたスピーチに会場もどよめいていた。そして、我が愛しの金澤さんは、AKB脱退からアイスト入り、GEM選出を経てメジャーデビューまでの心情を語る。何も取り柄のない自分が本当にここにいて良いのかリーダーとして引っ張っていける存在になれるかを何度も考え苦悩した、そんな挫けそうになった時にはメンバーやスタッフ、ファンに救われ今自分が出来る精一杯やりにくことで、GEMで良かったと思えるようになった。と。

 

金澤さんってなにやらせてもダメで、歌もダンスもお世辞にもお上手ではないのだけれども、今回のワンマンでは、さららんが求めた高難度のダンスにもしっかりついていけてたし、新曲でもコーラスで入るパートがあったりする。技術的なところも少しずつブラッシュアップされていてレヴェルの高い集団の中で必死にくらいついている。一方で、自らのキャラクタを活かしグループ内のいじられ役に徹することによって、グループの良い雰囲気作りに陰ながら貢献しているその姿が愛おしくてならない。過去の経験から培ったものなのだろう、リーダーとしての役割をきちんと把握している。それに他のメンバーも互いを分かち合いしっかりメンバー同士で応えている。ストリート生っていう育成機関には正直いって負の側面がありすぎて満足できないことが多いけれど、彼女達はそこで”正”の要素だけを吸収してきてる選抜なんだよね、だからこそGEMは最強で最高なんだよ。真の王道ピュアネスはavexにある!(確信)

 

ファン達は大熱狂に終幕したのに反し、ワンマンでは特に今後のアナウンス等もなければ、運営もメンバーもこんなもんでしょといった感じで、通過儀礼感がさほどなかった。でもGEM陣営には更なる高みへのふつふつと煮えたぎった野望が内包しているのが分かるし、水面下では着々と整えてきてるのだろうと、あくまでも憶測ですが。絶妙な間合いをとって時折効果的なジャブを入れる、メジャー1年目にしては堅実なファイトスタイルがすごく好感。そろそろ仕掛けてもいいかなぁなんて個人的には思ったり。

 

いまのGEMはどのアイドル愛好家もどこかで琴線に触れるであろう部分があると思う。曲だったりパフォーマンスだったりメンバーだったり、現場だったり。そういう意味でいうとオタクが求める要素が概ねかね揃ってるんじゃないかな。

ラジオもニコ生もチェックするくらいいまは彼女達に夢中になってて、メンバー全員愛してやまねぇ状態の溺愛っぷり。こんなにひとつのグループに入れ込んでるのはいつ振りだろうか。GEMに対するエネルギーはまだ暫く続いていきそうだ。

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